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「失敗しない塗装をするためには」講座 前章ブログ ハウスメイク牛久

外壁・屋根塗装のご案内 2022.10.07 (Fri) 更新

こんにちは、ハウスメイク牛久WEB担当猫三郎と申します。

本日は午後に入り雨もザーザー降りとなっています。低気圧前線が活発となってます。子供の頃は雨が降ると不機嫌になったものです。外遊びができないからです。今は雨が降ると現場が進まないので不安になります。営業の一線からは外れておりますが会社の工事完了は大事なので。

11月に予定している市民講座「失敗しない塗装工事をするために」(ハウスメイク牛久が主催)に来られない方にその内容について少しご紹介します。

 

1. 塗装業界の現状

塗装業界は今から30年前には訪問販売が主流でした。現在のようにショールームを構えた塗装店はありませんでした。塗装の必要性を伝えて歩いたものです。私も駆け出しの頃は毎日100~150軒は訪問していました。営業所にも15名前後の営業さんがいました。「稼ぐのは自分の力」と言っていいでしょう。壁、屋根、破風板、軒天、シーリングなどの痛みを探してピンポンして歩きます。その頃は塗料も今のように無機塗料は前面に出ておらず、「アクリルエマルション」、「ウレタン」が主流となっていていました。施工方法は「ローラー施工」になっていました。足場は親方が組むとった具合です。洗浄工事は足場ができる前に梯子で洗っていました。工事部に専門の洗浄員が在籍していて受注したらすぐに洗ってしまう。キャンセル防止の意味合いでしょうか。

現在は訪問販売業者は激減しています。地元に籍をおく塗装店の訪問は良心的なものが多いですが、他県、遠隔地から流入してくる業者の訪問販売はほとんどが悪質極まりない業者です。悪質さは「嘘のトーク」、「虚偽、確信のない目視指摘」、「悪質、法外な工事費」というものです。

★施工内容も安定的なものに

仮設足場はほぼ100%、足場専門業者による組み立てとなっています。これは保険にはいっている足場専門業者でないと事故が発生してしまったときに対応できないという理由と、施主様に対する安心感、親方の負担を減らすという理由です。高圧洗浄ももちろん、仮設後です。

塗料はアクリル系はほとんど提案しません。ウレタンは部分塗装時とバルコニーなどの防水塗装のときに限られています。メインとなるのはシリコン樹脂以上です。そしてシリコン樹脂以上の「ラジカル制御形塗料」、「フッ素樹脂」、「無機と有機のハイブリッド塗料」などが主流となっています。期待耐久年数も耐候性から見れば15年以上であり、最長のものは30年というレベルにも達しています。

またショールームを構える塗装店が多くなってきています。弊社もショールームを併設しております。やはり見積もり内容を説明するときに塗装見本や屋根見本を見てもらった方がリアルに伝わりますので。総合リフォーム店も塗装コーナーを設け、専門店のように作っています。しかしながら近隣のリフォーム屋さんの塗装見積もりを施主様がみせてくれたことがありますが、間違いだらけで施主様もあきれていました。屋根の勾配を間違えて屋根足場代を積算している。塗装面積の算出が間違っている。シーリングが含まれていない。などなど素人のような見積書でした。

 

2.信用できる業者の見極め

安心して塗装工事を任せるためにはどんな選択をしますか。

・ベテラン職人、新人職人のどちらに依頼しますか。

・50万円の工事費と100万円の工事費の業者がいます。どちらを選びますか。

・会社の所在がきちんとわかる業者と遠方でどこにあるかわからない業者ではどちらを選びますか。

・建設業許可票のあるのとないのとではどうでしょう。

・保証書が発行される業者と口約束の業者

・出来たばかりの会社と10年以上成り立っている地元の業者

この答えにすべてがあると思います。

 

3.建物の部位名称と劣化、メンテナンスについて

4.塗料の選び方

塗料の選択は非常に難しいと思われます。メインとなる外壁、屋根の素材や劣化状況によって考える必要があるからです。まずは適した下塗り材を選ぶことからです。密着を優先させるか、壁の補強的な要素を優先するのか、柔軟性を求めるのかによって変わってきます。

シーラーとは、

密封・密閉という意味のシールが語源となっており、塗料の吸い込みを防いで、密着性を高めることができる下塗り塗料です。種類は水性タイプと油性タイプの分類され、最も使用されているのが水性タイプのシーラーになります。ただ、水性タイプはコンクリート、モルタル、石膏ボードなど限られた外壁材にしか使用できないため、その他の外壁材や劣化が激しい場合は油性タイプのシーラーを使用します。

プライマー

基本的にシーラーと同じもので、違いが明確に決められているわけではありません。様々な外壁材に対応していますが、サビ防止効果を持つプライマーがあるため、一般的には鉄、ステンレス、アルミなどの外壁材や金属部分に使われることが多いです。

フィラー

英語で埋める・詰めるという意味があり、塗装面を滑らかにすることができる下塗り塗料になります。凹凸のある模様の外壁材や、ひび割れなどによって凹凸が多く見られる場合によく使用されます。

微弾性フィーラー

シーラーとフィラーの両方の機能を持った下塗り塗料で、塗料の吸い込みを防いで密着性を高め、凹凸も滑らかにすることができます。弾性がある塗料は外壁の動きに追従して伸縮するため、ひび割れが起こりにくい特徴があり、モルタルなどのひび割れが起こりやすい外壁材によく使われます。

カチオンシーラー
外壁・内壁に使用できる下地塗料です。 薄い塗膜を作る「造膜型」と下地内部に浸透する「浸透型」があり、カラーも透明タイプとホワイトタイプがあります。 浸透性・密着性・経済性に優れていて、適用範囲が広いのが特徴です。
上塗り材(主材)の選択
メインとなる塗料の選択は耐候性・低汚染性・防藻、防カビ性、可とう性、撥水性または親水性などの機能の優劣を見極め3通りくらいの塗料を候補としましょう。ほとんどの塗料はWEBで検索して調べる事ができます。検索がヒットしないは外国の塗料やOEM塗料(塗料製造メーカーが企業に委託され、名称や成分調整を行ってオリジナル名を付けて出している塗料のこと)となっている「オリジナル塗料」と言われるものだけです。差別化するためにOEM塗料を出している会社もありますが性能の真実が見極めにくいです。
耐候性が良いという事は長寿命が期待できます。紫外線劣化が少なく色落ちしにくい。その面から考えれば以下の塗料をお勧めします。
★日本ペイント(国内屈指の塗料会社)
ファインパーフェクトトップ、1液シリコンセラ、ファイン4Fセラミック、パーフェクトセラミックトップG
★関西ペイント(国内屈指の塗料会社)
セラシシリコンⅢ、ダイナミックトップ、ダイナアクセル(特に窯業系サイディングに最適)、ダイナミックMUKI
★エスケー化研工業(戸建塗装で人気のある会社)
セラタイトシリーズ、プレミアムシリコン、プレミアム無機
★ダイフレックス(防水材などにも使われている会社)
スーパーセランシリーズ各種、ダイヤジオフレーバー
★プレマテックス(無機塗料に優れている会社)
ケイセラⅡ、グラステージシリーズ(クリヤー、遮熱塗料もあります)、ラジセラプロ、ウルトラSI、ウルトラフッ素、ウルトラMUKI、ウルトラトップ(オーバーコート材)
 

5.ゲスト講師による講和

6.計測値の違い、積算ポイント

図面表記上の坪数は15坪である。しかし塗布面積になると差が生じます。形状によって塗布面積に差が生じます。下記画像は形違いの15坪という坪数ですが、建物は立体なので外周×高さが面積となるのでAは29.12m、Bは34.58mとなります。高さを2.7mで見た場合にはAは78.624㎡Bは93.366㎡となります。

7.補修のポイント

外壁塗装時のよく修繕する部位、工事

・モルタルのクラック補修:VまたはUカット補修とコーキング材を埋め込む方法があります。V字型やU字型にカットする場合はひび割れの幅がコーキングで不十分と思われる3mm前後に開いてしまっている場合。(外壁に柄:パターンがあれば柄付けも行う、リシンやタイル柄など)コーキングでの補修はキレイに詰め込んで表面がみみず腫れのようにならないよう注意のこと。下記画像はサンダーを使ってモルタルを掘っている画像と下記画像下はカットした部分に樹脂モルタルを詰めている様子。

 

窯業系サイディングなどのシーリング補修

窯業系サイディングの横張梨乃場合は竪目地を、縦張りの場合は横目地の部分が傷むので交換します。上から増し打ちする方法もありますが、基本的には古いシーリング材は撤去し新しくシーリングを打ち込みます。交換時に使うシーリング材は高耐候で柔軟性に富んでいるものを選びましょう。作業する目地交換の長さによっては200M近くになり20万円前後の費用がかかることもあります。広告等ではシーリングのひようが含まれないので別途予算をみておきましょう。

 

 

破風板の腐れや塗膜剥離

・破風板が特に木部の場合に手入れが遅くなると塗装面が荒れます。色が薄くなる、塗膜が剥離するなどの症状がでてきます。破風板がボードで出来ている場合も塗膜剥離、チョーキングを起こします。特にボードの場合は素材のボードに湿気を多く含ませてしまったりした後に塗布すると、「膨れ」という症状(塗膜がフーセンのように膨れる)が出やすくなります。早期手入れをお勧めします。塗装でのメンテナンスが最善策とならないときにはガルバニウム鋼板を加工して巻き付けます。(破風板の板金巻きと一般に言われている)雨樋などで半分以上隠れている部分は(鼻隠し)傷みが少ないです。この部分を板金巻きするためには雨樋を外さなければならないので大掛かりにはなります。また外した雨樋は元通りには付けられないため交換となってしまうことが大半です。雨樋をよけて板金を巻くことも可能ですがあまり推奨していません。

軒天上の交換

・軒天井が傷んでいると雨漏りなどにつながってしまうので塗装時には修繕が必要です。剥がして張り替える場合と、上から張り付けてしまう場合があります。現場の状況で方法を変えています。有孔ボードの場合には塗装で穴が塞がらないよう配慮してもらいまそう。

屋根塗装工事での修繕部位、工事

棟板金の交換

・屋根の棟の板金が浮いていたり、外れてしまっていたりした場合(コロニアル・カラーベストなど)は修理します。経過年数が長くなれば棟押さえの板金の内側にある貫板がくさってしまっていることが多いです。貫板が腐ると板金を止めている釘が効かなくなるので危険です。強風で飛ばされてしまうということも間々起きています。非常に危険なので必ず確認をしてもらいましょう。

瓦の補修(専用ボンドでなおる範囲)

・ここ10年前前後~20年前後の間に素材が弱いスレート瓦が出回ってしまいました。原因はアスベスト含有を大幅に減らしたためです。その結果セメント板の剥離や破損が多発してしまうという状況に。心配な場合は弊社まで現場調査、相談の問合せを行って下さい。それ以前のスレート瓦は比較的丈夫ですが、人が歩いた時に割れているところがでたり、地震などでクラックが入ってしまったりしている事もあります。その場合は、コーキング処理ではなく専用ボンド「タスマジック」での補修を行ってもらいましょう。コーキングでは不十分です。

 

雪止めの設置など

工事前に雪止めなどが付いておらず心配な場合は仮設足場がある時に雪止めを付けてもらいましょう。カバー工法でガルバニウム鋼板の葺き替えを行う際、横暖ルーフやガルテクトの場合は滑りやすいので雪止めを付けてもらいましょう。LIXILのTルーフなどであれば滑りにくい(天然石チップが敷き詰めてあるので)ので雪止めはなくても大丈夫です。屋根傾斜がきつい場合は相談して下さい。

 

8.屋根の塗料、カバー工法による葺き替え

屋根の塗装需要は少しずつカバー工法の葺き替え工事に行こうしつつあります。それは耐久性や防水性に関してはガルバニウム鋼板製のカバー工法屋根材にかなわないからです。コスト面では塗装が良いですが、長期間で考えればコストもほぼ同等となるのではないでしょうか。50万円の塗装3回=130万円の葺き替えというように考えてみて下さい。LIXILのTルーフはメーカーから30年の」製品保証がついています。横暖ルーフシリーズは穴あきや赤錆、変褐色などの保証はつきます。意匠性も抜群です。塗装ではスレート瓦などの反りなどは直せませんが、葺き替える場合には金属製の屋根材が整然と輝きます。

 

ニチハ製「横暖ルーフシリーズ」

 

LIXIL 「Tルーフ」

 

9.工事金額、適正と言える工事とは

工事金額は提案内容の合計なので一概に判断しきれません。しかし相場を逸脱したような積算書も見かけますので、無駄にお金を使わないように適正と思える大まかな相場をお伝えしたいと思います。

ここから先は市民講座「失敗しない塗装をするために」でお話しできればと思います。講座では最後に質疑応答の時間も設けていますので、具体的に相談したいときは御自宅の住宅の図面などをお持ち下さい。

 

 

工場・倉庫の塗装提案

ハウスメイク牛久は大型物件に定評がありとても親切な料金システムで担当者様から喜ばれています。アパート経営のオーナー様も一度工事をお願いしたら次も必ずというほど信頼されています。

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