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下塗り材の重要性・多彩仕上げ

今日は高い密着性を持つ(弱っている下地にも対応)下塗り材の紹介からです。

近年、窯業系サイディングボードの外壁塗装の案件が7割前後を占めています。その中でも無地で凹凸のない昔ながらのボードは影をひそめ、凹凸感のある多彩柄のボードが増えてきています。相談内容は外壁の劣化についてが半分、残りは意匠性を保ちたいという要望です。意匠性を保つ塗装方法としては、無色透明のクリヤー塗装があります。あとは多彩調の塗料を塗り上げる方法、Wトーンという方法で凹凸を活かし色分けする方法があります。クリヤー塗装であれば下地材は使用しません。多彩調、Wトーン、塗りつぶしは下塗りを要します。ハウスメイク牛久では、下記に記載している下塗り材を推奨しています。

プレマテックス シリコン浸透性シーラーEX(2液弱溶剤形シリコンエポキシ浸透シーラー)

・新築時より光触媒処理の施されたサイディングボードや、光触媒で塗装された外壁など、今まで難密着性と言われていた全ての下地へ対応。表面密着のメカニズムと造膜効果。くさび効果で微細なクラックなどの表面をしっかり補強し下地としっかり密着。脆弱した下地でも造膜効果により従来のシーラーに比べ塗り回数を減らすことができます。

関西ペイント アレスダイナミックシーラーマイルド(ターペン可溶2液形高性能多用途エポキシシーラー)

・高い浸透力で脆弱な下地層内から補強。塗装が難しい特殊な下地にも強力に付着します。プラスチック素材や旧塗膜など有機下地には反応エポキシ樹脂が結合して強力に付着。無機系樹脂や光触媒処理された窯業系サイディングボードなどの無機下地には、特殊無機成分「ハイパーシロキサン」が結合して強力に付着。反応エポキシ樹脂の高い浸透力と毛細管現象で新生瓦など脆弱な下地層内から頑固に強化。

日本ペイント ファインパーフェクトシーラー(弱溶剤2液高付着浸透形ハイブリッドエポキシシーラー)

・無機、有機ハイブリッド技術により開発された特殊エポキシ樹脂の効果により、従来のモルタル、コンクリート、木部、スレート屋根に加え、サイディングボードや鉄部等あらゆる素材に幅広く対応します。下地に対して高い浸透性と含浸補強性を持つとともに、高い付着力が発現します。

・高意匠性サイディングボードに対応。これまで無機や親水表面処理されたサイディングボードでは、下地の活性状態によって、下塗りシーラーの付着性が十分に発揮されないケースがありました。ファインパーフェクトシーラーは窯業系サイディングボードの種類・表面の活性状態に付着性が左右されず、各種外壁材対応可能です。

・上記写真2枚が比較的密着しにくいと言われるボード。左記の画像のボードは比較的クリヤー塗料での依頼が多いです。(Wトーンでの施工も塗りつぶしも可能です)右側の画像は塗りつぶしでの提案となる事が多いです。この場合は上記記載の下塗り材を1工程目に塗装します。相見積もりで比較する場合、しっかりと使用する下塗材を聞いておきましょう。下地材の違いで費用、耐久性に違いが生じますのでくれぐれも損をしないように。私たち外壁塗装のプロは、先々クレームが起きないよう素材に合わせた塗料を使用します。記載された塗料を、面積を考慮して適正分量発注します。乾燥時間もしっかりとってから2工程目、3工程目に入るよう細心の注意を払います。記載されていないメーカーの下地材でも同じ効用があると判断できる塗料であれば大丈夫です。(営業担当者や製造メーカーに確認して下さい。)

窯業系サイディング 多彩仕上げ工法 WBアートSI紹介 スズカファイン

・窯業系サイディング塗替要 ラジカル制御形水性1液シリコン樹脂系多彩仕上塗料

・高意匠サイディングボード塗替要シリーズ「ウォールバリア」の多彩仕上工法です。戸建住宅の多くに採用されている、複数の色や自然な凹凸感のある高意匠窯業系サイディングの塗り替えみ最適です。ラジカル分子を抑制する光安定剤を配合した高耐候性 水性1液アクリルシリコン樹脂系仕上げ材です。専用ローラーカバーを用いた多層構造の塗膜と、特殊クリヤーによる絶妙な風合いをもった高級感あふれる上質な仕上げです。「3色仕上げ」「2色仕上げ」「1色仕上げ」のラインアップよりお選びいただけます。

WBアートF、WBアートSI、WBアートFクリヤー、WBアートSIクリヤー 今回はスズカファインの塗料で御紹介しました。

・スズカファイン以外の塗料でもWトーン工法(Wトーン仕上げ)で色分けの塗装はできます。その時の工程・工法は、1工程目が仕上げ材に合わせた下塗り材での塗装。2工程目は目地色にするカラーでの塗りつぶし、。3工程目も同じ。4工程目は凹凸の上場部分のカラーリング。5工程も4工程目と同じ。合計5工程が基本となります。工程、材料が多くなりますので工事費は2~3割割高になります。同額でという業者は3、4工程が無しの3工程仕上げです。

・窯業系サイディングボードの横張りの場合のボードの継ぎ目(横目地)は、塗料でべたべたに塞ぐ必要はありません。長尺ものなので最長で約3m位あります。反りあがりが顕著な場合は御相談下さい。止め締めが効く場合には下穴を空け、ビスでゆっくりと締めます。あまり強くやると破損につながってしまいますので注意が必要です。端が欠けたり、大きな欠損が出ている場合は塗装できません。交換後塗装を施すか、デザイン的に金属サイディング(カバー工法等で)に張替えることも良いでしょう。破風板にあたる部分もサイディングボードの素材と同じ素材であれば、外壁主剤と同じものを塗装してもらいましょう。破風板も継ぎ目に竪コーキングが打ってありますので、コーキング補修しましょう。

・仕上げ材は各社、それぞれ耐候性の良い塗料を選択し決定しましょう。耐久年数15年以上、無機系塗料又はセラミックシリコン系、ラジカル制御型塗料がお勧めです。窯業系サイディングボードなので目地補修(シーリング工事)の材料や工法を担当者によく聞いておくことも大事です。また塗料の艶についても3分、5部、7部、全艶という4種の場合、3分、5部、全艶という3種の場合があります。光が反射しすぎるのがお嫌いであれば3分艶をお勧めします。(マットな落ち着いた感じにしあがります。)

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今日もハウスメイク牛久の営業さん、職人さんはしっかりと現場で仕事を終え帰社しました。現場がすべてのわが社