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屋根塗装・屋根塗料について

こんにちは、ハウスメイク牛久・WEB担当猫三郎です。大好きな坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」というフレーズの唄があります。僕ら塗装会社の営業マンも上を向いて歩いています。屋根を見て歩いて、歩いて、訪問して、点検しております。屋根の大切さは御承知と思いますが、もし屋根がなかったら、さあ大変。風は吹きまくり、雨も雪も避けられずとても快適な生活は送れません。熱い日差しからも、台風などの強烈な雨からも守ってくれているのが屋根なのです。「いったい、我が家の屋根は今、どんなふうになっているのか」、下から見れば色がおちていたり、カビだらけになっていたりしませんか。心配だけど手をこまねいていませんか。ハウスメイク牛久では、繁忙時期に屋根の点検(雨漏り含む)・見積り依頼などが月に20件以上ございます。以前は業者と待ち合わせをして、梯子をかけて、命をはって出かけたものです。現在は半数以上がドローン調査で行っていますので楽になりました。

屋根工事の8割はカラーベスト

・カラーベストとは「平型化粧スレート」のことです。素材(原料)は、セメント・けい砂を原料として繊維で補強してできています。SIZEはKMEWのグラッサを例とすると、910×414.暑さで5.2㎜。重さで3.4㎏となっています。重なり部分がございますので3.3㎡(1坪)あたり68㎏となります。和風の陶器瓦・セメント瓦にくらべれば1/3程度です。

カラーベスト(ノンアスベストなのか・アスベスト含有なのか)かつては高性能の鉱物繊維として建材に多用されてきたアスベストは、その危険性が知られるにつれて使用が規制されるようになった。その規制は1975年を皮切りに段階的に強まり、2006にはアスベスト含有製品が全面禁止となりました。2006年以降製造のカラーベストは弱くて劣化が激しい。10年未満で亀裂・剥離などが多数でてしまい問題となっています。2006年前後~2015年前後の製品が使われた経緯のある施主様は、瓦の製造会社と商品名を調べておくと良いです。

下記画像はKMEWの屋根材の紹介です。ハウスメイク牛久では塗装専門店ですけれど、カラーベストからカラーベストへ、セメント瓦からカラーベストへ、カラーベストからガルバニウム鋼板への葺き替え工事も承っております。屋根案件10に対して8案件が屋根塗装、2案件が葺き替えという割合となっています。

 

カラーベストの経年劣化

・新築当初のカラーベストの塗膜の変化は、建築条件によって(立地条件)一概には表しにくいです。経験上でお話しますと、早いものでは5~6年で色が抜けてしまう事もあります。塗膜が紫外線や雨水におかされますので、平均10年前後に手入れの時期を迎えているようです。再塗装の場合は前回の塗装に起因していますので7~10年前後で再塗装となっています。前回工事でタスペーサー(雨漏り防止部材)を設置していて、塗料も耐候性に優れたものを丁寧に施工していれば12~15年耐久することもできます。外壁に比べると屋根塗装は、条件が厳しいので耐久年数も少し短めにみておきましょう。

・屋根の劣化進みすぎると修繕工事、葺き替え工事になってしまいます。写真の上段2枚は塗装で保護できるような状態ではないです。上からルーフィング(防水紙)を張り、ガルバニウム鋼板の断熱材のサンドしてあるもの(商品として当社推奨:横段ルーフ)で葺き替えが良いでしょう。下段2枚の写真は築13年の屋根で、防水性が損なわれカビが多発してしまっている状態。これは高圧洗浄で洗い流し塗装でよみがえります。黒い屋根の写真は塗装後写真です。(タスペーサーという雨漏り防止部材がはさまっている)

・カラーベストは再塗装できるか?

 カラーベストは再塗装可能です。但し状態次第です。一度目の塗装の際にタスペーサーが入っておらず、水が溜まりやすい状態のまま10年も過ぎてしまうと不可の場合もあります。素材が割れやすくなっていると再塗装時に職人が歩くだけでひび割れを起こしてしまいます。周期的には10~12年前後で塗装をしっかり行い管理していくことが良いでしょう。

・屋根塗料の種別と違い

 機能的な分類は、遮熱塗料断熱塗料・ラジカル制御形塗料一般的な塗料(無機能ではないが耐久性に欠ける)に大別されています。素材的な分類は無機系塗料、フッソ系塗料、シリコン系塗料、ウレタン系塗料などに分かれます。その他水性塗料なのか、弱溶剤塗料なのか、1液タイプか2液タイプなのかという分類もできます。もちろん、製造メーカー別に分けたりもします。

 

・主な屋根塗料メーカー

 関西ペイント・日本ペイント・エスケー化研・水谷ペイント・スズカファイン・キクスイ・プレマテックス・アステックペイント・日本特殊塗料・ダイフレックス・シンマテリアルワンなどがあります。あまりメジャーでない会社の塗料は実績や評価が不明確なので避けるほうが賢明と思います。

 遮熱塗料と断熱塗料の違いは前にもブログで触れました。遮熱塗料はメーカー問わず、機能的な効果はほぼ同じくらいの結果がでています。太陽光(近赤外線)を跳ね返して屋根の表面温度の上昇を抑える。夏場で20℃前後低減効果があると言われるものです。断熱塗料とは反射機能断熱機能を両方備えているものです。断熱とはハチの巣状の中空ビーズ層が熱の侵入を防ぐというもの

ラジカル制御形屋根塗料とは、特殊光安定剤を配合し、日射による発生するラジカルを効果的に捕捉でき、耐候性を向上させるというもの。従来のシリコン屋根塗料をはるかに凌ぐ耐久性。

 一般的な屋根塗料であっても優れたものがある。低汚染性・防藻、防カビ性はもちろん、耐候性においてずば抜けた結果を出しているものがあります。水谷ペイントのパワーフロンマイルド(弱溶剤2液型フッソ樹脂)、パワーシリコンマイルドⅡなどは耐候性試験においての結果、現場での経過からみても最高級塗料と言えます。

 

・ハウスメイク牛久推奨の屋根塗料

1.GLASTAGEシリーズ ECO  ROOF(2液弱溶剤多重ラジカル制御形高日射反射率屋根用無機塗料)プレマテックス製

2.快適サーモSI(2液弱溶剤高日射反射率屋根シリコン塗料  環境省ETV取得 JIS  K  5675 2種1級取得)水谷ペイント製

3.KEICERAⅡ2液弱溶剤形無機変性塗料)プレマテックス製

4.サーモアイ4F(2液弱溶剤4フッ化フッ素樹脂高日射反射率塗料)日本ペイント

5.パワーフロンマイルド(2液弱溶剤フッ素樹脂塗料)水谷ペイント

6.キルコ(水性アクリル断熱塗料・断熱、密着、伸縮、耐久機能付き)ETV取得 実証番号051-0958 シンマテリアルワン製

7.ファインパーフェクトベスト(2液弱溶剤形ラジカル制御屋根塗料)日本ペイント

※ハウスメイク牛久としての推奨塗料のベスト7です。塗装は材料と方法、職人技術が大切です。塗装する(塗膜をつける)際に下地を作る(高圧洗浄/トルネード洗浄、補修作業、)ことが大切です。また塗料の扱いも適当に行うと、硬化不良を起こし剥離します。剥離するということはお金を捨ててしまうのと同じです。(お金をかけて塗装した塗料がなくなるのですから)

ハウスメイク牛久が、牛久・土浦を中心にお客様から支持されることが多い理由は、創業30年以上の実績と職人さんの評価が高いからではないでしょうか。

・ハウスメイク牛久では2021年土浦市、かすみがうら市、石岡市を重点戦略地域として営業しております。屋根塗装で御検討されているお客様、是非この機会にお問合せ下さい。来店御、またはWEB相談などの予約を承っております。宜しくお願いいたします。