塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! スタッフブログ

塗り替え 見積もり用語 解説

現場情報豆知識日誌 2021.03.27 (Sat) 更新

こんにちは、ハウスメイク牛久WEB担当の猫三郎です。

本日は見積書に表記される用語の解説をします。

専門的な用語はわかりにくいですよね。工事の流れに沿って解説いたします。

 

御見積書

工程1. 

仮設足場:足場の組み立て・足場の解体の両方で積算されることが多い。

飛散防止ネット:足場の4面にかけるメッシュネット

 

工程2. 

養生:床まわり、玄関まわり、サッシまわりなどのシート敷きや専用ビニール(マスカー)でペンキが付着しないように目張りすること。

 

工程3. 

洗浄工事:外壁、屋根を含め塗装する場所はすべて高圧洗浄機を使って洗います。

トルネード洗浄:屋根を洗う時などに、洗浄ノズルの先に回転するノズルを付けて洗浄力を高めて洗う工事のこと。

 

工程4. 

クラック補修:モルタル壁などのヒビ割れ補修(通常はコーキングで隙間を埋める補修となります)

モルタルVカット:モルタルのヒビ割れが大きい場合に行う補修方法。サンダーという電動工具でⅤ字状にけずり、モルタルを詰めて修繕すること。

シーリング工事:窯業系サイディング(セメントや珪砂を練り合わせてプレスした外壁ボード)の場合、ボードとボードの合わせ目にコーキングが入っているので、塗装工事の際に古いコーキングをカッターで切り取り、新しくコーキングを打ち替える工事。サッシまわりのコーキング、軒天上と壁との取り合い部分などのコーキングなどは完全に古いものが切除できないので上から増し打ちをします。一般的な2階建て、延べ床35坪の窯業系サイディングであれば合計100~150mの長さが有る為、10万円~15万円前後の予算が必要です。

付帯工事:メインとなる塗装工事以外の工事のこと。雨樋交換、破風板の板金巻き、軒天上の張替えなど。

 

工程5. 外壁塗装工事

水性塗料:使いやすく薄めるために(仕様に基づいて)塗料を希釈します。水で希釈するタイプを水性塗料とよんでいます。仕上がって塗膜になってしまえば溶剤形の塗料と大差はありません。塗装中、生渇きの状態で降雨や結露にさらされると、仕上がり不良を生じやすいというデリケートな面があります。

 溶剤形塗料:塗料用シンナーで希釈するタイプのものを溶剤形塗料と呼んでいます。水性塗料に比べると、塗膜の光沢感、仕上がり肌が良く、低温化での乾燥がが早いので作業性が良い。

1液塗料と2液塗料:使用塗料+希釈材(水又はシンナー)で塗装するものを「1液」。 主要塗料+硬化剤+希釈材(水又はシンナー)で塗装するものを「2液」といいます。低価格で使いやすいタイプは1液。塗膜が強くなり、耐久性が良いのが2液タイプです。2液タイプは硬化剤を入れてしまうと翌日には使えなくなります。

 

硬化剤:2液型の塗料に入れる材料で、塗料が固まるのを早めたり、硬くする役割があります。塗料に弾性機能を持たせる硬化剤もあります。硬化剤は混合比率をしっかりと守ることがポイントです。

ラジカル制御形「ラジカル」とは塗料の顔料(色のもと)に含まれる酸化チタン(白顔料)が、紫外線や酸素、水などに接触することで発生する劣化因子のことです。このラジカルを制御するためのコントロールができるタイプの塗料をラジカル制御形塗料と呼んでいます。ラジカル制御形塗料はアクリル樹脂が主な塗材、シリコン樹脂が主な塗材、フッ素樹脂が主な塗材などがあります。ラジカル制御形だからフッ素樹脂をしのぐ性能と断言はできません。ハウスメイク牛久では有機と無機のハイブリッド、多重ラジカル制御形のタイプが人気となっています。(耐久性18~20年)

 

撥水性と親水性:簡単に言うと、撥水というのは水を撥ねつける事、水をはじく事です。撥水性の塗料を壁に塗ると、雨水が壁にわたらずに水滴の粒になって流れ落ちます。それに対し親水というのは水に馴染みやすい性質の事を言います。親水性の塗料を壁に塗ると、外壁についた水は水滴にならずに薄く広がって流れていきます。打ちっ放しのコンクリート壁などは撥水性塗料が良いと言われています。水滴の接触角でも区別されています。以下の図のように。

 

シラノール親水技術:シラノールとはアルコキシシランを加水分解して得られる親水性を発揮する化合物です。表層が変成したその塗膜は付着した汚染物質をハイドロクリーニング効果により雨水が流し落とします。また静電気の帯電も少なくチリやホコリを寄せ付けず建物の美しさを長期にわたり保ち続けます。

工程6. 

屋根工事 棟押さえ・棟包み(むねづつみ):屋根の頂部のことを棟といい、頂部を覆う金物などのことを、棟包みといいます。棟包みは棟木と直接に触れるものではなく、屋根がコロニアルや亜鉛鉄板などで葺かれた後、頂部の開きを閉じるために使われる。胴貫(縁)材を含めて、棟包みという。

タスペーサー(雨漏り防止部材・カラーベスト):タスペーサーとは、屋根塗装の際に屋根材(カラーベスト)の隙間を塗料がふさがないようにするための板状の道具です。「縁切り」と呼ばれる塗装の工程で必要となる道具です。

タスマジック(屋根用強力接着補修材):「浸透型」で両面補修。裏面まで浸透し屋根材の表裏両面から強固に接着。補修個所は、元の屋根材の2倍の強度。水分があっても補修可能。高圧洗浄後など、多少の水分が残っていても、塗布・浸透可能。完全に硬化します。

 

高日射反射率屋根用塗料:太陽光は波長によって紫外線、可視光線、赤外線という3つの領域に分けられます。室内の温度上昇の要因である太陽光(近赤外線)を反射し、蓄熱を抑制することで夏場でも室内温度の上昇を抑え、省エネ・節電につながります。さらに高耐候性、低汚染性により塗膜表面の劣化を防ぎ、遮熱効果を長期にわたり保持します。

 

屋根勾配率:屋根の傾斜の割合で建築図面の立面図などに表記されています。屋根塗装の際に勾配率が6寸勾配以上の場合は屋根に歩行足場が必要となります。

塗り重ね乾燥:塗装後、次の塗り重ね工程までの時間。下塗りなどは何時間~何日以内という期間が設定されています。(密着性の問題で時間が早すぎても、遅すぎてもいけない)

希釈材と希釈率:希釈材については水性は水希釈(水道水、井戸水は不可)。溶剤については指定された塗料シンナー。希釈率は塗料に対して何%希釈するかの数値。

FRP防水:ベランダやバルコニー、陸屋根などの防水工事の名称。FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化剤(補強材)で補強されたプラスチックという意味です。液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。従って出来上がった防水層は、シームレスな層となり、優れた防水性能を発揮します。

アスファルトシングル:「アスアスファウルとシングル」は、今から100年以上前に北米で開発され、カナダや米国では一般的に普及している屋根材です。アスファルトをガラス繊維(グラスファイバー)の基材に含侵・コーティングし、砂粒で表面を着色して作るのが主流で、「シングル」ともよばれています。

 

ハウスメイク牛久では、毎日のように店の前を通りがかった近隣のお客様がご相談を寄せています。不思議ですね。2021年春、創業33年の努力が見事に花を咲かせています。地域1番店ですと自慢しちゃいます。どうぞ外壁塗装・屋根塗装・住宅リフォームのことまでなんなりと御相談くださいませ。本日もありがとうございました。   WEB担当:猫三郎より