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シーリング工事 窯業系サイディングの重要なポイントとなります

シーリング工事 2022.10.06 (Thu) 更新

10月6日(木)天候 雨 外気温13℃くらい。寒いです。こんにちは、ハウスメイク牛久WEBのおとも猫三郎でございます。

しばらくジムの運動をさぼっていたため筋肉が落ちてしまいました。ここ5回位自転車とウォーキングのマシーンで運動を復活させたら筋肉がつき始め体重が1キロ増えました。増やした筋肉を使い運動を続ければ消費カロリーも多くなり体重が減少できるはずです。人間の身体を維持したり改善したりするのは意思が強くないとできないものですね。

さて住宅の外壁塗装・屋根塗装、そして弊社も本格的に乗り出している屋根の葺き替え工事、倉庫や工場の大型物件の塗装も忙しさを増してきました。猫三郎が思うには事業の成功、成果をあげるためには計画を立て実践し、検証をしながら精度を高めることを繰り返しおこなうことが大事と思っております。また発想が豊かになるよう頭脳は毎日鍛えておくことです。心理学と物理学をしっかり学んでいれば成果が出やすく自分の行っていく仕事に確信が持てると思います。

 

本日課題1. コーキング処理

コーキングの見直しをしなければならない箇所は窓廻り、軒天と壁の取り合い部分、窯業系サイディングの横張りの竪目地、窯業系サイディングの竪張りの横目地などが主な施工場所です。コーキング処理を施したのちに塗装がかかれば色合いの違いは塗装で消されます。しかしながら窯業系サイディングでも高意匠性のボードをクリヤー塗装する場合はコーキング色の色合いは既存色に合わせる必要があります。

コーキングの必要性や種類について、その他注意点などをあげていきます。

最近では多くの戸建て住宅の外壁に「サイディング」が採用されています。

ここ数年の間に新築住宅を購入されたという方のほとんどがサイディング外壁なのではないでしょうか。意匠性も高く、作業性も良いということから新築のハウスメーカーは窯業系サイディングボードで設計し建築しています。サイディング外壁についての外壁塗装やメンテナンスに関する内容をお伝えしていきたいと思います。

サイディングはおよそ10年程度で塗装が必要(一般的な見解、近年は耐久性、耐候性が上がってきている)

一口にサイディングといってもいくつかの種類があります。一般的な窯業系サイディングはセメント質原料、繊維質原料、および混和材からなる混合原料を成型、養生硬化し、防火性能に優れ、強くてしなやかな板状の外装材のことです。素材自体に防水性が備わっているわけではないので塗装が施してあります。製品製造段階の表面の塗装は雨や紫外線の影響を受け劣化していきます。およそ10年~15年程度で外壁塗装を実施する時期を迎えます。

外壁にサイディングを採用している場合、外壁そのものの劣化もあるのですが外壁と外壁のつなぎ目に施工するシーリング(コーキングとも言います)の劣化にも注意しなければなりません。

サイディングが割れていたり、シーリングが劣化(表面のひび割れボード接着面からの剥がれ)したりしているままリフォームを実施せずにいると、隙間から雨水が侵入して建物本体の劣化につながってしまいます。新築時からの経過年数で10年前後から、前回の外壁塗装リフォームを行っていればその時点から10年程度以上経過しているタイミングで見直し点検を行っておくことが望ましいです。症状が顕著であれば相即手入れが必要です。

これが出たら塗装のサイン!劣化を知らせる4つのポイント

サイディングについて外壁塗装のタイミングはどのように判断するとよいのでしょうか? ここでは、以下の4つの症状をご紹介します。

  • 変色
  • クラック
  • チョーキング
  • シーリングの異変

それぞれについて見ていきましょう。

~変色~

サイディングが紫外線や雨風を受けることで変色してしまう現象です。チョーキング、色落ち、塗膜が粉上に劣化してしまい雨で流されたりすることで色が変わってしまうのです。単純に見た目が悪くなることもありますが、塗料の劣化を示すサインでもあり、放置すると防水性を損ねている状態なので水分を吸ったり、乾いたりを繰り返すことでクラックや塗装の剥がれの原因となります。被害が拡大する前に外壁塗装リフォームを検討するとよいでしょう。

~クラック~

サイディングにひび割れが見られる現象です。通常は塗膜で覆われているサイディングですが、長い時間をかけて塗料が劣化したときに起こりやすくなります。地震など災害を原因とするものもありますが、放置するとサイディング裏面にも雨水が入り込んでしまうのでひび割れや変形を引き起こしてしまいます。場合によっては雨漏りの要因にもなりかねません小さなクラックのことをヘアークラックと呼びますが、クラックの大きさによっては早急に補修することが求められるでしょう。また塗装時にコーキング補修を行いますが、状態が悪い場合は同じボードが手に入るのであれば交換することも視野にいれておきましょう。ハウスメーカーなどに使われたボードの製造メーカーや製品名を問合せすれば特定できると思います。

~チョーキング~(変色と同じような事象です)

塗料が劣化したときに起こる現象で、塗料に含まれている顔料が白い粉上に外壁の表面に見られるようになります。チョーキングは手で触ると手に白い粉がつくのですぐに分かるでしょう。チョーキングは塗料の劣化を表すサインで主な原因は紫外線です。放っておくと塗料の剥がれや変色、クラックにつながる可能性があるため、早いタイミングで外壁塗装リフォームを検討する必要があります。塗装は予防的要素が強いので傷み切ってしまうと元には戻せません。

~シーリングの異変~

また、サイディングとサイディングをつなぐシーリングの異変についてもよく確認しておく必要があります。シーリングがひび割れたり剥がれていたりすると、例えサイディングの状態がよくとも、そこから建物本体の劣化につながってしまう可能性があります。見た目もよくないため、シーリングに異変が見られるようになったら外壁塗装リフォームを検討するようにしましょう。

~自分でできる日常のメンテナンスとは?~

サイディングの劣化を示す現象についてお伝えしましたが、以下のような症状であればホームセンターなどで素材を購入して自分でメンテナンスすることも可能です。

  • 小さなひび割れの補修
  • シーリングの打ち替え

特にシーリングの打ち替えについてはサイディングの塗料は問題ないのにシーリングだけ劣化しているといった状況で、自分で施工できると費用をかなり安く抑えることができます。2階部分となると高所作業になるので梯子などでは絶対にやらないようにして下さい。大怪我をして後悔されてはいけませんので。気になるサイズの隙間があるようであれば業者に依頼してしまった方が安心です。弊社でも無料にて点検を行うことができます。

サイディングの外壁塗装リフォームについて、実施のタイミングや劣化状況の判断方法などをお伝えしました。多くの場合、サイディングは10年~15年前後で外壁塗装リフォームを実施する必要がありますが、シーリングはそれより短い期間で悪化することもある点に注意が必要です。サイディングに今回ご紹介した症状が見られる場合には、できるだけ早い段階で業者に相談することをおすすめします。塗装内容をクリヤー塗装でお考えであればもう少し早めに見直ししておきましょう。

シーリングの塗膜割れ

現在、戸建ての建築に最も多く使用されている外壁材が「サイディングボード」です。建物の外壁に貼り合わせていくパネル型の外壁材になりますが、パネルとパネルのつなぎ目(板間、目地)には、ゴム状の弾力性のあるシーリング(コーキングとも言います)が施工されていますシーリングには外壁材の隙間からの水の侵入を防ぐ「防水」の役目や、建物の揺れや寒暖差などによりサイディングボードが膨張・伸縮した際に、サイディングボード同士の衝撃や負荷を和らげる「緩衝」の役割など重要な働きがありますが、シーリングは経年とともに劣化していきます。そのため、外壁塗装のタイミングに合わせて一緒にシーリングも補修することをお勧めします。「シーリングの上から塗装しても大丈夫か」といったお問い合わせを業者様・お施主様双方よりよくお寄せいただきます。そこで今回はシーリング上に塗装した場合に起こりうる現象とその原因、そして、そもそもシーリング部への塗装の是非について、塗装のプロとしての見解をお答えします。

★シーリング上の塗膜割れとは

下の画像のようにシーリング上の塗膜が割れてしまっている状態を見たことがないでしょうか?もしかしたら、まさに今ご自宅がそのような状態にある。という方もいらっしゃるかもしれません。まずは御自身で住宅を点検してみて下さい。

見栄えが悪いばかりか、「施工不良では?」と心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シーリング上の塗膜割れの要因

シーリング上の塗膜割れの原因に関しては、いくつかの要因が複合的に重なることで発生するため、「これが原因です」と現場で的確に特定することはなかなか困難です。考えられる要因を5つ紹介いたします。

① サイディングボードの伸縮

冒頭でも述べましたが、サイディングボードは温度や湿度の変化により伸縮を繰り返しており、それをシーリングの伸縮性が吸収しています。これを日々繰り返すことにより、シーリング上の塗膜が徐々に割れてしまいます。シーリングは柔らかく、塗料は乾燥すれば硬くなる、互いの伸縮の度合いが違うのでそういった症状はでます。

② 建物の揺れや動き

地震や風、交通の影響により建物は常に揺れや振動を起こしています。①のようなゆっくりとした挙動に加え、このような瞬発的な動きも塗膜割れの要因となります。上記載したように伸縮の度合いが違うので大きく引っ張られてしまうと塗膜割れします。

③ 使用する塗料の塗膜硬度

塗料は製品によって塗膜の硬度が異なります。窯業系サイディングボードであれば柔軟性をもたせた塗材を使うのがプロとしては常識なのですが、知らない担当者はそのあたりも失敗しているのです。塗膜硬度が高いほど耐候性が高かったり汚れに強かったりする傾向がありますが、シーリング上などの柔らかい部分では硬い塗膜がシーリングに追従できず、結果、より割れやすくなります。

④ シーリング材の乾燥不足

乾燥硬化するまでの日数はシーリングにより異なります。十分に乾燥を確認してから塗装しないと、シーリングの乾燥過程で起こる表面積の変化に塗膜がついていけず、引っ張られることで初期の塗膜割れの要因になります。完全な乾燥と言えるまでにはかなりの時間を要します。シーリングを打った後に塗装をするときは速乾性のものでも翌日以降、人気のある「オートンイクシード」等であれば3~5日程度は空けないとシーリングを引っ張ってしまうので塗装できません。

⑤ シーリングの施工不良

古いシーリングを撤去する際に、目地底とシーリングを縁切りするボンドブレーカーまで取れてしまうケースがあります。

ボンドブレーカー

シーリングは本来左右2面のサイディングに生じる負荷を緩衝しますが、目地底にボンドブレーカーがないまま打設(新しいシーリングを充填)してしまうと3面接着となってしまいます。シーリングの背中がくっついていると表面の痩せ幅も大きくなってしまい、初期の塗膜割れリスクが高くなるばかりか、シーリングそのものの断裂にも繋がってしまいます。

以上のように、シーリング上の塗膜の割れは、一つまたは複数の要因が重なることによって自然と起きてしまいます。しかし、シーリング上の塗膜が割れたとしてもシーリング自体が劣化や断裂したりしない限り、防水や外壁材の緩衝などのシーリング本来の機能が損なわれるわけではないため、あくまでも意匠的な問題にとどまります。ですので、再度補修塗り(タッチアップ)をすれば見た目は補修されますが、再び割れる可能性が高く根本的な解決策にはなりません。そこで、多くの塗料メーカーが推奨する工法が次に紹介するシーリングの「後打ち」になります。

シーリングの先打ち後打ちとは

外壁塗装のタイミングで行うシーリング工事には、古いシーリングを撤去したのち、新しいシーリングを充填、乾燥を待ってから外壁材と一緒にシーリングも塗装する「先打ち」と、外壁の塗装をしたのちに、新しいシーリングを充填する「後打ち」があります。

後打ちであればシーリングの上に塗装を行わないため、当然塗膜割れが起きる心配はありません。先程、塗料メーカーは後打ちを推奨していると述べた理由はそこにあります。どちらの工法が正しい、間違っているという訳ではなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。デメリットの対処法も合わせて、詳しく紹介していきます。

先打ちのメリット・デメリットと対処法

【先打ちのメリット】
・外壁とシーリングが同色の塗装で覆われるため全体的な仕上がりがきれいに見える
・シーリングが塗膜で保護されるため、シーリング自体の劣化が遅い

・作業がしやすい

【先打ちのデメリット】
・動きのあるシーリング上の塗膜の割れ、剥がれなどが起きる

【先打ちのデメリットの対処法】
・ノンブリードタイプのシーリングでブリードを防ぐ
・割れても目立ちにくいシーリング色を選ぶ
・シーリングの動きに追従しやすくなる弾性塗料の使用
・シーリング用の割れ抑制シーラーで塗膜割れしにくくする
ブリード…シーリング材に含まれる可塑剤がにじみ出し、塗料や汚れと反応して変色する現象

あくまでも塗膜割れのリスクを理解したうえでの対策になりますが、シーリング部の意匠的なトラブルリスクを軽減することができます。

シーリング上で「絶対に」割れない上塗り塗料はない

外壁塗装を行う際のシーリング工事では先打ちする場合が比較的多く、実際にシーリング上の塗膜割れの相談も多いです。
ある程度の対処法は上記で挙げた通りですが、メーカーとしてこのシーリング上の塗膜割れについてもう少し掘り下げて説明いたします
シーリングは家が揺れた際に外壁材が割れないよう力を分散する効果があるため、ゴムのように柔らく伸び縮みします。
その上に硬い塗膜を載せると……どうなるでしょう。

シーリングの上にピッタリと付着した塗膜はシーリングの動きについていけず、ひび割れを起こしてしまうことがあります。
建築用の上塗り塗料は改修用シーリング材とも相性が良いものが多いのですが、あくまでも本来は屋根基材や外壁基材を保護するための数十ミクロンの薄い膜です。そのため、とても柔らかく動きの多いシーリングに完全に追従する性能は付与できません

弾性系塗料など、乾燥後の塗膜が比較的柔らかいタイプの塗料もありますが、あくまでも通常の上塗り塗料と比較して追従”しやす”く、割れ“にくい”に留まるものになります。そのため、特殊な壁面塗膜防水材などを除いて、「住宅塗装ではシーリング上で「絶対に」割れない塗膜はない」ということをあらかじめ理解しておく必要があります。

後打ちのメリット・デメリットと対処法

【後打ちのメリット】
・シーリング上に塗膜がないため当然塗膜割れの心配がない。

【後打ちのデメリット】
・シーリングが塗膜で保護されず直接紫外線の影響を受けるため先打ちと比べてシーリングの劣化が早い。
・外壁色とシーリング材の色調をピッタリ合わせることが難しいため、シーリングの色によっては完工後に目地部分の色が浮いて見える場合がある。

【後打ちのデメリットの対処法】
塗膜割れを敬遠して後打ちを選択しても、「塗装よりシーリングが先にダメになってしまった…」ということになれば余計な出費に繋がります。ですので、後打ちを選ぶ際には高耐候のシーリング材をおすすめします。現在発売されている高耐候のシーリング材には「オートンイクシード プレマエディション」のように、保護防水機能に長期保証が付く製品もあります。

また、そのような高耐久のシーリング材は塗り替え時の後打ちを前提として多くのカラーバリョン揃えていますので、できるだけ外壁色に近い色を選ぶことで先打ちのように全体的な外観をキレイに仕上げることもできます。

上記のようにそれぞれメリットとデメリットがあるため、どちらにすべきか、ご自宅の状況とご希望を担当の施工店へ伝えて相談をしたほうがよいでしょう。

シーリング工事には「増し打ち」もあるが…

既存の痩せきったシーリングの上から新しくシーリング材を盛り足す工法を「増し打ち」と言います。基本的には古いシーリングをしっかりと撤去してから新たに打ち直したほうが良いのですが、ALC外壁やサイディングのサッシ周りなどシーリングの撤去が難しい場合は増し打ちを行います。

増し打ちしても、所定の厚みを付けることができませんので、シーリング機能の増強にはなりません。また、増し打ち部分のめくれなども起こりやすいことから、できる限り打ち替えをおすすめします

おわりに

シーリングの施工法やシーリング上の塗膜割れについて、塗料メーカーの視点から解説をしてきました。

シーリング上の塗膜割れは、認識不足から施工後のトラブルやメーカーへの相談が最も多いものの一つになります。しかし、基本的にシーリング上は塗装適用基材に含まれませんし、シーリング用の塗装仕様もありません。一方のシーリングメーカーに問い合わせても、塗膜割れに関してはシーリング自体の不具合ではないため、はっきりした回答は得られません。後打ち先打ち、塗膜割れの十分な説明や理解がないまま「割れたらタッチアップで直せばいい」という考えは、「シーリング上の塗膜割れは施工や塗料の不具合」という認識を招いてしまい、クレームやいつまでも終わらない補修を繰り返すことになりかねません。そのため、塗装の本来の役割、シーリングの役割、先打ちや後打ちのメリット・デメリットを事前にご理解いただくことが、のちのトラブルや不安を取り除くことにつながります。
家の状況をしっかり判断し、上記の説明をしっかりと果たしてくれる塗装業者を選ぶことをおすすめします。

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