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破風板(はふいた)の役割や効果とは?鼻隠しとの違いを解説

屋根工事豆知識 2023.07.25 (Tue) 更新

破風板(はふいた)の役割や効果とは?鼻隠しとの違いを解説

こんにちは、ハウスメイク牛久です。

 

破風板(はふいた)ってどこの部分かご存知でしょうか?

なかなか聞き馴染みのない言葉なので、検索で初めて知ったという人のほうが多いかと思いますが、実は大切な家屋を構成する重要な部分なんです。

この記事では破風板についてこれから家を建てる方や、家の補修を考えてる方は知っておいた方がいい情報を解説していきます。

 

破風板とは何か?役割や効果を解説

破風板とは、建物の屋根と壁の接合部分に設置される板のことで、雨水や風の侵入を防ぐ役割を持っています。

雨や風

また建物の外観を美しく整える装飾的な役割もあります。

屋根は上からの雨や風には強いのですが、下から吹く風や横殴りの雨に弱いのです。

それらから屋根と壁を保護して、建物内部を湿気や雨漏りから守る重要な役割を果たしてくれているんですね。

そして、破風板には屋根裏からの通気を促す通気孔が設けられることもあります。

破風板と通気孔

これにより、湿気がこもらずに建物内部の換気がしやすくなり、腐食やカビの発生を防止することができます。

 

鼻隠しとの違いとは?

 

破風板鼻隠しは、形状が似ているため混同されることがありますが、実際には異なるものです。

鼻隠しは、破風板と同様に建物の屋根と壁の接合部分に設置される板で、破風板と同じく雨水や風の侵入を防ぐ役割を持ちます。

しかし、破風板と鼻隠しの違いは、その形状と役割にあります。

鼻隠し屋根の端部分を覆い、雨水や風を防ぐ役割を担っています。

一方、破風板は壁と屋根の接合部分を覆い、風や雨から壁の下部を保護し、通気を促す役割を持っています。

 

破風板の種類

破風板には、材質によって種類があります。

 

材質

代表的な材質には、木材金属、複合材、モルタル、プラスチックなどがあります。

金属製や複合材、モルタル、プラスチック製のものは耐久性や防水性に優れた性質があります。

一般的な住宅で使われることが多いのは、ガルバリウム鋼板という金属製のものです。

ガルバリウム鋼板は、軽いことから屋根リフォームで人気の高い屋根材で、耐用年数が長いことから2000年代以降に建てられた住宅で選ばれることが多くなってきました。

ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は、大体30年から40年ですが、建物の立地や施工方法、メンテナンス方法によって耐用年数は前後します。

長く保つには定期的に、しっかりしたメンテナンスが必要となります。

一方、自然素材の木材製のものは主にヒノキを使ったものが多いですが、耐久性に劣るためこちらは定期的なメンテナンスが必要になります。

築60年以上ある旧来建築の住宅では破風板や外壁に木材を使われていることが少なくありません。

ヒノキの破風板で年数が経ったものは、下記のように劣化することがあります。

古い破風板

傷んでしまった破風板は、この上に金属を被せるリフォーム工(事板金工事・カバー工事)が必要です。

↓リフォーム後↓

ガルバリウム鋼板工事後

修理に使用するのは、主にガルバリウム鋼板の破風板になります。

破風板のリフォーム工事の参考価格はこちらからご覧ください

 

形状

形状には、波板状平板状瓦状などがあります。

形状による性能の大きな違いありませんが、装飾として建物の外観やデザインに合わせて選ぶことができます。

実際に素材やデザインを選ぶ際は、ハウスメイク牛久のショールームを見ていただくのがおすすめです。

豊富な種類の見本をご用意してますので、納得いくまで素材やデザインの特徴を専門スタッフがご説明いたします。

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ハウスメイク牛久のショールーム

 

破風板(はふいた)の役割や効果とは?鼻隠しとの違いまとめ

破風板は建物の屋根と壁の接合部分に設置される板であり、雨水や風の侵入を防ぐ役割を持っています。

建物内部を湿気や雨漏りから守り、通気を促すことで腐食やカビの発生を防止する重要な役割を果たしているんですね。

また破風板は外観を美しく整える装飾的な役割も持っています。

鼻隠しと混同されることがありますが、鼻隠しは破風板よりも突き出した形状をしており屋根の端部分を覆っている部位です。

破風板には材質や形状によって種類があり、代表的な材質には木材、金属、プラスチックなどがあり、最近の住宅で一般的に使わてれいるものはガルバリウム鋼板という材質のものです。

ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は、大体30年から40年と長いですが、長く保つためにはしっかりとしたメンテナンスが必要です。

定期的な点検やメンテナンスを行うことで、大事な家を良い状態に保っていきましょう。