エコキュートのメリットとデメリットは?地下水(井戸水)の場合の注意点も解説
エコキュートには、効率的な省エネ効果や環境に優しい特長があり、多くの家庭で導入が進んでいます。しかし、導入を検討する際にはメリットだけでなく、デメリットも把握することが重要です。本記事では、エコキュートの利点と欠点を詳しく解説し、選ぶ際のポイントについても紹介します。エコキュートの導入を考えている方にとって、正しい判断をするための情報を提供します。
エコキュートのメリットを詳しく解説
エコキュートの最大のメリットは、省エネ効果の高さです。
ヒートポンプ技術により、少ない電力で効率的にお湯を供給できるため、ガス給湯器や電気温水器に比べて電気代を大幅に削減できます。
さらに、環境に優しい点も魅力の一つです。エコキュートはCO2排出量を削減できるため、地球温暖化の対策にも貢献します。
加えて、補助金や助成金を利用することで、導入時のコストも抑えられるケースが多く、ランニングコストの面でも長期的にメリットが大きいです。
1年2年の短いスパンで見るよりも、10年20年の単位でいくら節約になるか?の観点で比較検討されることをオススメしています。
エコキュートのデメリットを知る
一方で、エコキュートにはいくつかのデメリットも存在します。
まず、初期費用が比較的高い点です。設置や機器自体のコストは、従来の給湯器に比べて高めとなることが多く、予算を考慮する必要があります。
ただこれは前述の補助金や助成金の利用、またはリフォームローン等を利用することで、導入コストを安価に抑えることが可能です。
また、寒冷地では性能が低下する可能性があり、外気温が極端に低い場合には、効率が落ちることがあるため、設置場所や使用環境によっては注意が必要です。
ほかにも設置スペースとして大きなタンクが必要なため、住宅の状況によっては導入が難しい場合もあります。
ただし、茨城県にお住まいの方の多くは宅地面積も広めですので、そこまでシビアに設置スペースを気にする必要はありません。
それ以外には、上水道を利用しておらず、地下からの汲み上げ水や井戸水を利用している場合、水の含有ミネラル成分が多いためにエコキュート内のフィルタの目詰まりが起こりやすく、メンテナンス頻度が上がりやすいという点に注意が必要です。(エコキュートだけでなく、水道配管全体にミネラルは影響します)
ただ、早めに故障するお宅もあれば、逆にまったく故障せず15年以上使われている方もいますので、デメリットが起こるかどうかは環境次第とも言えます。
メリットを活かすための選び方のポイント
エコキュートを導入する際に、メリットを最大限に活かすためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
まず、適切なサイズのタンクを選ぶことが大切です。
家族構成やお湯の使用量に応じて、適切な容量のものを選ぶことで、効率的な給湯が可能になります。
また、設置場所の気温や環境も考慮する必要があります。寒冷地で使用する場合は、寒冷地仕様のエコキュートを選ぶなど、環境に合わせた製品選びが求められます。
最近ではエコキュートの室外機およびタンクにカバーにもいろいろな工夫が見られますので、工夫次第でオンリーワンの個性を演出することも可能ですよ!
画像出典:https://diy-square.cainz.com/
エコキュートを選ぶ理由とは
多くの方がエコキュートを選ぶ理由は、その省エネ効果だけではありません。
快適性やコストパフォーマンス、環境への配慮など、総合的なメリットが多いことが選ばれる理由です。
また、深夜の電力料金が安い時間帯にお湯を作ることができるため、特にオール電化住宅との相性が良いとされています。
家庭ごとに異なるニーズに合わせて、最適な給湯システムを選ぶことができる柔軟性も魅力の一つです。
オール電化住宅の場合は、最適な電気プランを選ぶことでさらなる節約効果を得られますので、必要に応じて見直してみてくださいね。
画像出典: 三菱電機 – はじめてのエコキュート